吉田、伊調ら精力的に練習 女子代表強化合宿公開

[ 2015年10月22日 20:09 ]

強化合宿に参加した吉田沙保里(左)と伊調馨

 レスリング女子日本代表は22日、新潟県十日町市の桜花道場で強化合宿を公開し、9月の世界選手権で優勝してリオデジャネイロ五輪代表を確実にした53キロ級の吉田沙保里や58キロ級の伊調馨(ともにALSOK)がスパーリングや補強運動で精力的に汗を流した。

 吉田は12月の全日本選手権に出れば、4連覇の懸かる五輪代表に決まる。9月下旬に左肩を痛めて本調子でない様子だが「出るからには優勝する。リオに向けて、いいスタートを切りたい」と語った。同じく五輪4連覇を狙う伊調は「課題を持って全日本に臨む」と表情を引き締めた。

 合宿には日本オリンピック委員会(JOC)の「監督・コーチ専門部会」が視察に訪れた。山中で練習に集中できる環境に、柔道男子日本代表の井上康生監督は「ぎりぎりの闘いをする上で、非科学的な要素も必要だと思った」と刺激を受けていた。

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2015年10月22日のニュース