空手、クライミングなど選定の競技団体 一斉に喜び、安どの声

[ 2015年9月28日 21:56 ]

東京五輪追加種目 IOC提案決定

 待望の東京五輪追加種目入りに大きく前進した各競技団体は東京都内で一斉に記者会見し、選手や関係者が喜びの声を上げた。3大会ぶりの五輪復帰が有望になった日本ソフトボール協会の宇津木妙子副会長は「大変うれしく安どしている。来年8月に承認されるまで、やれることに精いっぱい取り組む」と、ほっとした表情で語った。

 希望の8チームが6チームに減ったが、全日本野球協会の鈴木義信副会長は「五輪への復活が第一」と受け止めた。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は五輪期間中のプロ野球の日程変更に「全面的に協力するというのが12球団の共通の認識」との立場を示した。

 過去3度の落選を味わった全日本空手道連盟の笹川尭会長は「永遠に五輪に残れるよう努力したい」と手綱を引き締め、女子の人気選手、植草歩は「最初の五輪で優勝して伝説になりたい」と満面の笑みだった。

 スポーツクライミングが追加種目入りした日本山岳協会の八木原国明会長は「待ちに待った知らせで感激している。やっとここまでこぎ着けられた」と感慨深げ。サーフィンは日本連盟の幹部と有力選手が集まり、ハイタッチで喜んだ。女子トップ選手の大村奈央は「見てすごいと思う人が勝つ分かりやすいスポーツ。日本にメダルをもたらしたい」と目を輝かせた。

 スケートボードが選定された日本ローラースポーツ連盟の平沢勝栄会長は想定した種目が漏れ「選ばれなかった種目があるのは残念」と喜びも半分の様子だった。

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2015年9月28日のニュース