スピース５勝目でシーズン総合Ｖ　松山は総合１６位

最終ラウンド、通算イーブンパーで12位の松山英樹。シーズン総合順位は16位だった

　米男子ゴルフのプレーオフ最終戦、ツアー選手権は２７日、アトランタのイーストレークＧＣ（パー７０）で最終ラウンドが行われ、６９で回った２２歳のジョーダン・スピース（米国）が通算９アンダー、２７１で今季ツアー５勝目を挙げた。ポイントで争うシーズン総合優勝も決定。大会賞金１４８万５千ドル（約１億７８２０万円）を加え、今季の獲得賞金額はツアー史上最高額の１２０３万ドル余り（約１４億５千万円）となった。さらに総合優勝のボーナス１千万ドル（約１２億円）も手に入れた。

　松山英樹は５バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの７０で通算イーブンパーの１２位。シーズン総合順位は１６位だった。

　４打差の２位はヘンリク・ステンソン（スウェーデン）、ジャスティン・ローズ（英国）、ダニー・リー（ニュージーランド）の３人が並んだ。

　▼松山英樹の話　練習場からそんなにいい感じはなかったけど、１番でバーディーを取れたことでうまくいけた。大崩れもしていないし、いいプレーもずいぶんできた。自分の中で手応えを感じている部分もあるので、いい形で終われたと思う。

　▼ジョーダン・スピースの話　ショットの調子が良くなかったが、その分小技がさえて最高のプレーができた。１１番で１４メートルのバーディーパットを沈めたのが勝因。この大会と総合優勝で偉大な選手と名前を並べられて本当に光栄だ。１千万ドルのボーナスはとてもうれしい。もっと素晴らしい選手になりたい。（共同）