佐野氏 過去の“パクリ疑惑”も否定「一切ありません 誇りある」

[ 2015年8月5日 10:55 ]

2020年・東京五輪エンブレムの“盗作疑惑”について会見を開いた、エンブレム制作者でアートディレクターの佐野研二郎氏

 2020年東京五輪の公式エンブレムがベルギーの劇場ロゴなどと似ていると指摘された問題で、エンブレムをデザインしたアートディレクターの佐野研二郎氏が5日、東京都内で大会組織委員会マーケティング局長の槙英俊氏とともに記者会見。過去の作品も含めた“盗用疑惑”について「そういった声があるとしたら、ものすごく残念。ものをパクるということは一切ありません」と断言した。

 インターネット上で以前の作品についても“パクリ疑惑”が浮上していることについて質問され「どのデザインも非常に時間をかけますし、自分の子どものように育てているつもりですので、そういったお話が出るのは非常に残念なことでもありますし、寂しいなということは感じます」と感想。

 「どのデザインも非常に時間をかけますし、自分の子どものように育てているつもりです。いろいろなことから影響されることはあると思うんですけれども、クリエイティブとして、絶対してはいけないっていう定義は自分は持ってやっていますので。その誇りというか、それは忘れないでやりたいなと思っています」と語気を強めた。

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