クリッパーズ先勝　グリフィンが２戦連続トリプルダブル

ポールと握手をかわすクリッパーズのグリフィン

　ＮＢＡは４日にプレーオフ地区準決勝の２試合を行い、西地区では３位クリッパーズが２位ロケッツを１１７―１０１（前半４６―５０）で下し、中１日というタフな日程を乗り越えて敵地ヒューストンで先勝した。大黒柱のガード、クリス・ポール（２９）はスパーズとの最終戦（２日）で左太腿を痛めて欠場。しかしブレイク・グリフィン（２６）が２６得点１４リバウンド１３アシストで２試合連続のトリプルダブルを達成し、ポールの代役として先発したドック・リバース監督（５３）の息子オースティン・リバース（２２）も１７得点４スティールといい働きを見せた。

　中５日だったロケッツは第２Ｑ途中で一時１３点をリードしながら息切れ。シーズンＭＶＰ投票で次点となったジェームズ・ハーデン（２５）は２０得点に終わった。

　東地区では２位キャバリアーズが地元クリーブランドで３位ブルズに９２―９９（前半４４―４９）で苦杯。カイリー・アービング（２３）が３０得点、レブロン・ジェームズ（３０）は１９得点１５リバウンド９アシストをマークしたものの、初戦でホーム・アドバンテージを失った。ビッグ３の一角ケビン・ラブ（２６）を左肩の故障で欠き、Ｊ・Ｒ・スミス（２９）は２試合の出場停止処分を科せられてこのシリーズの第２戦まで欠場。代役で先発したイマン・シャンパート（２４）が２２得点を稼いだが、勝機を見いだすことはできなかった。

　ブルズはデリック・ローズ（２６）がチーム最多の２５得点。しかし終了間際に右肩を痛めてベンチに下がっており、第２戦（６日）への影響が懸念されている。