期待の新星・前田彩里 転倒何の日本勢最高3位!2時間22分台出た

[ 2015年3月8日 11:37 ]

2時間22分48秒でゴールし、タイムを示す掲示板の横で笑顔の前田彩里

 期待の新星が快走した。8月の世界選手権(中国・北京)の代表選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソン(ナゴヤドーム発着)が8日に行われ、期待の新星・前田彩里(23=ダイハツ)が2時間22分48秒(速報タイム)の好記録で日本勢最高の3位となり、大舞台へ名乗りを上げた。

 前田は初マラソンとなった昨年の大阪国際女子マラソンで4位に入り、日本学生記録の2時間26分46秒を出した新星だ。前田はマラソン2度目の挑戦では、15キロの給水ポイントでほかの選手と接触し転倒するアクシデントで左膝をすりむいたが、すぐに立ち上がり先頭集団をキープし続け、終盤でもスピード上げる快走を見せた。2時間22分48秒は、日本女子歴代8位の記録だ。

 速い展開で進んだレースは20キロ付近では先頭集団がペースメーカーを含め、ユニスジェプキルイ・キルワ(30=バーレーン)、前田、 マリア・コノワロワ(40=ロシア)、小原怜(24=天満屋)、伊藤舞(30=大塚製薬)の6人に。その後、小原、伊藤が遅れ3人での優勝争いとなった。30キロでキルワが仕掛け独走状態に。その後、コノワロワ、前田と続いてゴールした。

 昨秋の仁川アジア大会優勝のキルワは2時間22分08秒で優勝。前回優勝のコノワロワが2時間22分27秒という40代世界最高タイムで2位となった。

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2015年3月8日のニュース