白鵬「私は21世紀の大横綱」モンゴルの国民栄誉賞受賞し自賛

[ 2015年2月18日 05:30 ]

初場所で稀勢の里を押し出しで破り優勝を決めた白鵬(右)

 大相撲初場所で史上最多33度目の優勝を果たした横綱・白鵬(29)が17日、母国モンゴルの首都ウランバートルの政府庁舎で、日本の国民栄誉賞に相当する「労働英雄賞」を授与された。

 庁舎を訪れた白鵬にエルベグドルジ大統領が英雄賞のバッジを直接胸につけ「大相撲で歴史的な記録を作り、モンゴルの名誉を高めた」と称えた。白鵬はモンゴル相撲の大横綱の父、ジジド・ムンフバト氏(73)も受賞していることに触れ「父は20世紀の大横綱。私は21世紀の大横綱になった」と喜びを語った。

 初場所直後に取り直しとなった稀勢の里との一番の判定に対し「子供が見ても分かる相撲」などと審判部を批判して騒動を起こした。バラエティー番組で謝罪の弁を述べたものの、それ以降も審判部批判に関しては言及がなく、日本国内ではいまだに逆風が吹いている。しかし、9日には都内でサイハンビレグ首相から外交官用のパスポートを発行されるなど母国では“英雄扱い”。日本では取材に答えることはほとんどないが、自らを「21世紀の大横綱」と表現するように口も滑らかだった。

 過去に同賞を受賞した元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(34)も式典に駆けつけ、祝福。自身のツイッターに「労働英雄賞2人!」とつぶやき、この日撮った白鵬とのツーショット写真も公開した。同国出身の横綱・鶴竜(29)には功労選手賞が贈られた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年2月18日のニュース