元ラグビー日本代表主将・箕内 仲間に感謝の引退会見

[ 2015年2月18日 05:30 ]

会見の後、NTTドコモの部員から胴上げされる箕内

 03年と07年のラグビーW杯で日本代表主将を務めたトップリーグNTTドコモのNo・8箕内拓郎(39)が大阪市内で引退会見を開いた。10年にNECから移籍し、下部リーグからの昇格に貢献した。競技生活を振り返り「関東学院大をはじめ、NEC、ドコモでたくさんの信頼できる仲間ができたのは誇り」と周囲への感謝を口にした。

 昨年7月の練習試合での接触プレーの後、目の焦点が定まらない異変を感じ「両目の水晶体の亜脱臼」と診断された。手術したが競技を続ければ失明する恐れがあり「これ以上できないのなら仕方ない」と開幕前に引退を決意した。来季はチームのFWコーチとなる。

 思い出の試合には03年W杯初戦のスコットランド戦を挙げた。日本で開催される19年W杯にも何らかの形で携わりたい意欲を見せた。 

 ◆箕内 拓郎(みうち・たくろう)1975年(昭50)12月11日、福岡県北九州市出身の39歳。ポジションはNo・8、フランカー。八幡高―関東学院大―NEC―NTTドコモ。大学卒業後にオックスフォード大に留学。NEC在籍中にはイタリア・パエゼでもプレー。日本代表48キャップ。昨季、トップリーグ通算100試合出場を達成した。1メートル88、107キロ。

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