故斉藤仁氏の後任人事 強化委員長「空位」も選択肢の一つ

[ 2015年2月14日 05:30 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)の山下泰裕副会長(57)は13日、都内で行われた全柔連の「柔道MINDフォーラム」に出席し、故斉藤仁強化委員長の後任人事に来月13日の理事会で方向性を出す考えを示した。

 「強化委員長を置かずにいく、内部で誰かを昇格させる、外部から誰かを連れてくるの3つの可能性がある」。リオ五輪まで残り1年半を切り、すでに強化プランは構築されているために空位にすることも選択肢の一つ。とはいえ、20年東京五輪も見据えた長期的な強化プランを立てていく上では強化委員長の存在は必要不可欠でもある。

 すでに代表選手の一部は欧州遠征に出発しており、いずれにしろ早期に新体制を固めることが執行部の役割。来月上旬には常務理事会や強化委員会が開かれるが、山下氏はまず理事会で後任候補を挙げ、そこでの議論を最優先する意向だ。

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2015年2月14日のニュース