17歳・宇野昌磨 自己ベストで5位もまだまだ「つらかった」

[ 2015年2月14日 22:24 ]

男子フリーの演技を終えた宇野昌磨

フィギュアスケートの四大陸選手権第3日・男子フリー

(2月14日 韓国・ソウル)
 シニアの主要国際大会デビュー戦となった17歳の宇野昌磨(中京大中京)は、自己ベストを更新する合計点256・45点をマークしての5位にも悔しさをにじませた。

 宇野は目を潤ませながら「何とか最後までやりきれて良かったという思いもあるし、何のために練習してきたんだろうと(いう思いと)両方あります」。冒頭の4回転トーループでバランスを崩しながらも着氷。2度のトリプルアクセルは見事に決めた。

 しかし中盤、3連続ジャンプの最後の3回転フリップで転倒した。「プレッシャーもあったが、調子がこっち来てどんどん落ちていっった。日本で練習してきたことが何にもためにならなかったという実感がつらかった」と調子が上がらず悩みを抱えていた。

 ただ、これもすべて経験。18年平昌五輪の主役候補に期待される17歳は「どんな状況でもマックスの演技を出すのが課題」と前を向いた。

 ▼山田満知子コーチの話 昌磨(宇野)の演技はテレビで見た。シニアの壁は厚い、ということ。そんなにうまくはいかない。いい経験だと思う。

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