松岡修造氏「相当ショック」 錦織の課題指摘「タフなメンタル必要」

[ 2015年1月28日 16:03 ]

錦織の試合の解説を務めた松岡修造氏

テニス全豪オープン第10日・男子シングルス準々決勝 錦織圭 3―6、4―6、6―7 スタニスラス・ワウリンカ

(1月28日 メルボルン)
 スポーツキャスターの松岡修造氏(47)が28日、WOWOWで中継された全豪オープンテニス、男子シングルス準々決勝の錦織圭(25=日清食品)VSスタニスラス・ワウリンカ(29=スイス)を解説。ストレート負けを喫して日本男子83年ぶりのベスト4進出を逃した錦織に対し「タフなメンタルが必要」とコメントした。

 第1セットを3―6で落とした時点から「圭のテニスが全然できていない」「(錦織の)一番の武器は読み。誰よりも感性が鋭いのに、全部逆、逆に行くし、いつもより動きが一歩遅い」と指摘していた修造氏。最後まで流れをつかめないまま錦織の敗退が決まると「相当ショックです」と肩を落とし、「錦織に対してのリベンジ魂が出た」と昨年の全米オープン準々決勝の雪辱を果たしたワウリンカを称えた。

 錦織については「1―6から挽回したことは凄い」と第3セット土壇場のタイブレークでの粘りを認めながらも、「タフなメンタルが絶対的に必要だと痛感した」と課題を指摘。それでも「ここまでの選手かというと、そうではない。グランドスラムで学ぶものは大きかった」と力説し、「圭、凄く頑張ったっていうのだけ伝えさせてください。勝手に言ってすみませんでしたっ!!」と熱く解説を締めくくった。

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2015年1月28日のニュース