日本U18代表組、活躍も処分に胸中複雑…高校選抜バスケ開幕

[ 2014年12月24日 05:30 ]

<足羽・郡山商>第1クオーター、攻め込む足羽・三木

 バスケットボールの全国高校選抜優勝大会が23日、東京体育館で開幕して1回戦が行われ、男子は12年まで2連覇の延岡学園(宮崎)が松江西(島根)を73―58で破り、福岡第一、市船橋(千葉)などとともに2回戦へ進んだ。女子で昨年準優勝の岐阜女は83―48で京都精華女に快勝。11年2位の山形商は鹿児島純心女に88―64で勝ち、足羽(福井)は郡山商(福島)に84―83で競り勝った。女子で全国高校総体、愛知県選抜として出場した国体と合わせた3冠を狙う桜花学園(愛知)は3連覇を目指し24日の2回戦から登場し、山形商と対戦する。

 年代別日本代表の活躍が光った。女子U―18代表の三木を擁する足羽は接戦をものにした。三木は終盤、ここぞという場面でフリースローを決めた。女子U―18代表はアジア選手権で準優勝し、来年のU―19世界選手権出場を決めた。しかし、国内男子リーグの統合をめぐり、国際連盟から男女全ての年代の国際試合出場が禁じられ参加は不透明。三木は「世界選手権では主力にと思っていた。聞いた時は残念だった」とこぼした。男子で福岡第一を快勝に導いたU―18代表の井手も国際試合の意義を「(収穫は)凄く大きい」と話した。制裁は次世代の選手にも切実な問題だ。

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2014年12月24日のニュース