20歳佳菜子3位スタート 「少し悔しい」誕生日に

[ 2014年11月8日 05:30 ]

女子SPの演技を終え、笑顔の村上佳菜子

フィギュアスケートGPシリーズ第3戦・中国杯第1日

(11月7日 中国・上海)
 日本女子の新エースとして期待がかかる村上は、3位発進となった。この日が20歳の誕生日で、演技を終えると笑顔で歓声に応えた。ただ、60・44点と得点は伸びず「あまり納得していない。練習でもっとできていたので少し悔しいけど、まだ点を伸ばせると確信できたのは良かった」と振り返った。

 SPでは「オペラ座の怪人」のクリスティーヌを演じた。冒頭のトーループの3―3回転ジャンプは決めたものの、3回転フリップの着氷が乱れた。黄色の衣装に身を包み、「しっとりと踊った」と話したが、自己ベストの66・64点には及ばなかった。山田コーチも「フリップがちょっとダメだったね」と指摘した。

 ソチ五輪に共に出場した浅田真央が休養、鈴木明子さんが現役を引退。村上も昨季限りでの引退を考えたことがあったが、銀盤に立ち続けることを決めた。8日のフリーも「オペラ座の怪人」で、今度はファントムを演じる。「力強いファントムの一面を見せて、(SPとの)2つで1つのオペラ座の怪人を見せたい」と気合を入れた。

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