聖志“孫の手パター”で3差!「打ってよし、かいてもよし」

[ 2014年11月1日 05:30 ]

<2014マイナビABCチャンピオンシップ2日目>孫の手パターで6アンダーの宮里聖

男子ゴルフツアー マイナビABC選手権第2日

(10月31日 兵庫県加東市 ABCゴルフ倶楽部=7130ヤード、パー71)
 宮里聖志(37=フリー)が“孫の手パター”で首位と3打差の8位と好位置をキープした。背中をかくのにも使えるというパターが好調で69をマークし通算6アンダー。今季、下部ツアーを主戦場とした宮里家の長男が、大逆転での賞金シード復活を目指す。李(イ)京(キョン)勲(フン)(23=韓国)が通算9アンダーで単独首位。賞金ランク1位の小田孔明(36=フリー)が65を出し1打差の2位に浮上した。

 2番でピン左3メートルに2オンしてフェアウエーを歩いている時だった。「見てください、これただのパターだと思うでしょ」。宮里聖が手にしたのは2本の角が生えたようなネオマレット型パター。それを背中へやると上下に動かした。かゆみをスッキリ抑えると、3メートルを沈めバーディー。「打ってよし、かいてよしですよ」。

 5番で4メートル、18番は2・5メートルをねじ込みバーディー締め。今季初のトップ10以内で決勝ラウンド進出を決めた。

 昨季、8年間保持していた賞金シードを喪失。今季は下部ツアーで賞金ランク8位に入り来季のレギュラーツアー前半戦の出場権は確保したが、目指すは賞金シード獲得だ。現在133位ながら今大会を含め4試合に出場予定。「いいゴルフはできているから気負わずね」。かゆいところに届く“孫の手パター”とともに、シードが手が届くところまで突き進む。

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