矢野 スイング改造効果だ65!3年半ぶり首位発進

[ 2014年10月24日 05:30 ]

10番ティーショットを放つ矢野東

男子ゴルフツアー、ブリヂストン・オープン第1日

(10月23日 千葉県千葉市・袖ケ浦カンツリークラブ袖ケ浦コース=7119ヤード、パー71)
 08年覇者の矢野東(37=フリー)がボギーなしの6バーディーを奪い、優勝した6年前の初日と同じ65をマーク。11年5月のとおとうみ浜松オープンの3日目以来、約3年半ぶりに首位に立った。2週間前にスイングを改造し、アイアンも一新。新たなスタイルで復活を目指す。竹谷佳孝(34=エー・エム・エス)ら4人が66で1打差の2位につけた。
【第1R成績】

 最後にトロフィーを掲げてから6年。栄光を刻んだ場所で、深いトンネルに入った男が首位に立った。しかも通算3勝目を飾った前回優勝の初日と同じ65。復活を期す矢野は「最高じゃないですか」と声を弾ませた。

 序盤は我慢を強いられた。雨と風が吹き荒れ、気温13・8度の難条件。出だし1番パー4の2打目は4Iで160ヤードしか距離が出ず「大変な一日になるな」。だが、2メートルを沈めてパー発進。粘って奪った9番の初バーディーが流れを呼んだ。13番は100ヤードから20センチにつけ、ボギーを覚悟した17番は30ヤードからチップインでバーディー。最後もカラーからの6メートルをパターで入れ、後半は31。「最高ですね」と笑った。

 スイング改造に着手した。今季10度目の予選落ちをした3週前の東海クラシック。「このままじゃ駄目だと思い、全部見直した」。精度の高いショットを求め、体の中心にあったインパクトの位置を30センチ左足寄りにしてフォローを意識するなど試行錯誤を繰り返す。

 3年半ぶりの首位に「きょうは出来過ぎですよ。本当にたまたま」と矢野。調子を維持してこそ復活への道は開ける。

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2014年10月24日のニュース