19歳服部リチャード PO制し初V!「絶好調」パットさえた

[ 2014年10月11日 05:30 ]

プレーオフの末、プロ初優勝を飾った服部リチャード

 首位と3打差の5位から出た服部リチャード(19=パールCC)が6バーディー、ノーボギーの65とスコアを伸ばし、通算11アンダーの131で並んだ河合庄司(30=フリー)とのプレーオフを制してプロ初優勝、第1回大会覇者となった。初日首位の甲斐慎太郎(33=フリー)は70とスコアを伸ばしきれず3位に終わった。

 プレーオフ2ホール目。優勝を決めるパーパットを沈めた服部は、はにかんだような笑顔を見せた。「言葉には表せないくらいうれしい」。19歳の初々しい喜びの声だった。

 「絶好調だった」と言うパットがさえ、15番までボギーなしの6バーディーと完璧なゴルフで、一時は2位に3打差をつけた。しかし、河合が16番からの3連続バーディーでプレーオフに突入。1ホール目は両者パーだったが、2ホール目に河合が第2打をグリーン右の林に打ち込み、リカバリーショットもピンに寄らず勝負が決まった。

 「プレーオフはティーショットを打つまでは緊張していたが、打ち終わったら頑張ろうとテンションが上がった。ずっとサポートしてくれた両親に感謝したい」。両親は日本人だが、本人は米ハワイ生まれのハワイ育ち。今年3月に父親と日本に移住。国籍は日米両方を持っている。「優勝賞金は全て父親に渡します」。照れくさそうな笑顔がまた輝いた。

 ▼2位・河合庄司 悔しいけれど上がり3ホール連続バーディーが取れたのは良かった。自分の成長を実感した。まだ1戦あるので切り替えていきたい。

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2014年10月11日のニュース