軽量で話題の育盛 体調崩し引退 不戦敗 0勝1敗で力士人生に幕

[ 2014年9月14日 15:38 ]

 7月の大相撲名古屋場所の新弟子検査で合格し、軽量で話題を呼んだ序ノ口の育盛(17)=本名田井雅人、大阪府出身、式秀部屋=が引退したことが、秋場所初日の14日、師匠の式秀親方(元幕内北桜)の話で分かった。同親方によると、体調を崩して実家に戻り、両親と相談して決めたという。13日に日本相撲協会に引退届を提出した。

 育盛は身体検査の会場で約3リットルの水をがぶ飲みするなどして、何とか基準ぎりぎりの体重67キロで通過した。初めて番付にしこ名が載った秋場所の1番相撲は不戦敗となり、0勝1敗で力士人生に幕を閉じた。

 式秀親方は「残念だが、体調のことなので仕方ない。食が細くて苦労していたが、稽古もよく頑張った。挑戦したことを誇りに思って、経験にしてもらいたい」と話した。

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2014年9月14日のニュース