松山 「いいショット出なくなった」10億遠のく10差19位

[ 2014年9月14日 05:30 ]

第2R、1番でバーディーパットを決め、ギャラリーの声援に応える松山

USPGAツアー ツアー選手権第2日

(9月12日 米ジョージア州アトランタ イーストレイクGC=7307ヤード、パー70)
 フェデックス・ポイント・ランクの上位29人によって争われ、20位から出た松山英樹(22=LEXUS)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で、通算2オーバー、142で首位と10打差の19位となった。2日連続の66で回ったビリー・ホーシェル(米国)が通算8アンダーで首位を守った。

 2日間連続の1オーバー、71と伸ばせず、松山は落胆の色を隠せなかった。トップとの差は初日の5打から10打に広がり、「優勝」が絶対条件の1000万ドル(約10億7000万円)のボーナス獲得も厳しい状況となった。初日を終えた時点では「(首位に)全然追いつける」と強気だったが、2日間を終え「いいショットが出なくなった。きのうと変わらない」と、いら立ちを隠さなかった。

 1番はピン左2・5メートルにつけてバーディーと幸先の良いスタートを切った。だが、4番パー4はフェアウエーから打った残り146ヤードの第2打がグリーンを大きくオーバーして左奥のラフへ。第3打も10メートル以上ピンをオーバーし、3パットのダブルボギー。「あんなところに外しているようじゃ駄目だ」と自分自身への怒りを募らせた。

 シーズン最終戦は29選手しかいない特別なフィールド。順調にスコアを伸ばす上位選手に大きく離された。ぶぜんとした表情を見せたが、「爆発できればまだチャンスはある。そうなるように練習する」と気持ちを奮い立たせた。

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2014年9月14日のニュース