音泉 得意の立ち技で強気に攻めるも3回戦敗退

[ 2014年9月14日 05:30 ]

レスリング世界選手権第6日

(9月13日 ウズベキスタン・タシケント)
 男子グレコローマンスタイル3階級が行われ、66キロ級の音泉秀幸(ALSOK)は2試合を勝って迎えた3回戦で2010年大会60キロ級覇者のハッサン・アリエフ(アゼルバイジャン)に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。80キロ級の角雅人(自衛隊)は1回戦でチュニジア選手にテクニカルフォール負けして敗退。130キロ級の園田新(拓大)も初戦でロンドン五輪フリースタイル120キロ級銅メダルのビルヤル・マコフ(ロシア)にフォール負けし敗退した。

 男子グレコローマンスタイル66キロ級では、得意の立ち技で強気に攻めた音泉は3回戦で実力者に屈した。残り1分近くまで0―1と追いすがったが、一瞬の隙に後ろへ回られ投げられた。メダル争いには絡めず「詰めが甘かった。未熟者と痛感した」と悔やんだ。高校1年で柔道からレスリングへ転向し、鍛えてきた。この階級にはロンドン五輪60キロ級銅メダルで仁川アジア大会代表の松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)がいる。世代交代を狙う期待の若手は「スタンド(立ち技)では世界で戦えることは証明できた」と前向きに捉えた。

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2014年9月14日のニュース