白鵬 準V錦織から勝負哲学吸収「勝つと思えば負けよ…」

[ 2014年9月11日 05:30 ]

栃ノ心と稽古をする白鵬(右)

 大相撲の秋場所(14日初日、両国国技館)で31度目の優勝を狙う横綱・白鵬が東京都墨田区の春日野部屋に出稽古した。同じく出稽古に来た大砂嵐、遠藤らを相手に19勝1敗。好調をアピールするとともに、稽古後はテニスの全米オープンで準優勝した錦織圭について「アジア人として夢を見せてもらった。私も夢に向かって頑張りたい」と刺激を受けたことを明かした。

 世界ランクが下回る相手に敗れた錦織の決勝を「勝つと思えば負けよ、という言葉もあるからね」と、美空ひばりさんの「柔」の「勝つと思うな 思えば負けよ」という歌詞になぞらえて分析した。

 自身も先場所、豪栄道戦と稀勢の里戦で攻め急いだ末に墓穴を掘って敗戦。最終的に「柔」の精神を思い出しV30につなげただけに「日本人独特のメンタルを勉強していけば(4大大会)優勝に近づけると思います」とエールを送った。

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2014年9月11日のニュース