東京五輪の星 飛龍・山本逆転で120キロ級優勝

[ 2014年8月6日 05:30 ]

男子120キロ級で花咲徳栄・山本泰丈(左)を破り優勝した飛龍・山本泰輝

全国高校総体(インターハイ)第5日

(8月5日 神奈川・横須賀市総合体育会館ほか)
 レスリング男子で最重量の120キロ級は山本泰輝(静岡・飛龍)が優勝し、66キロ級は藤波勇飛(三重・いなべ総合学園)が勝った。柔道女子は57キロ級で谷川美歩(静岡・藤枝順心)、48キロ級で坂上綾(兵庫・夙川学院)、52キロ級で黒木七都美(愛知・大成)がいずれも2年生女王となった。

 山本は持ち味のスピードでピンチを打開した。2―3で迎えた決勝の残り約40秒、素早い動きで背後を取り、2点を奪って逆転。それでも「内容は最低」と優勝にも満足感はなかった。日本協会が選ぶ東京五輪強化指定の「ターゲット選手」で「6年後の五輪で金メダルを獲る」ことが目標。現在は105キロほどで、大学進学後は97キロ級で闘うという。「(今回は)成長したところを見せられなかった。このままでは五輪に出ることすらできない。死に物狂いでやる」と新たな闘志を燃やした。

続きを表示

2014年8月6日のニュース