キングス2年ぶりV 死闘94分43秒 史上最長戦制す

[ 2014年6月15日 05:30 ]

スタンレー杯決勝 キングス3―2レンジャーズ

(6月13日 ロサンゼルス)
 第5戦がロサンゼルスで行われ、地元のキングスが再延長の末にレンジャーズを下して2年ぶり2度目の優勝を果たした。キ軍のDFアレック・マルティネス(26)が再延長の14分43秒に値千金のゴールを決め、ブラックホークスとの西地区決勝第7戦に続いてシリーズ決勝弾を延長でマーク。1回戦から計9ゴール16アシストを挙げたFWジャスティン・ウィリアムス(32)がプレーオフを通してのMVPに選出された。

 94分43秒。キングスが経験する史上最長の試合時間はここでストップした。右サイドからトフォリが放ったショットはレンジャーズのGKルンドクビストにはじかれたものの、左サイドから突っ込んだDFマルティネスが目の前にはね返ってきたパックを叩き込んで決勝点。「幸運だった。仲間のために貢献できて本当によかった」と語ったヒーローの周囲にたちまち歓喜の輪ができた。

 2年前は西地区8位という最下位シードからの優勝だったが、今回も6位からの快進撃。1回戦は3連敗の後の4連勝で生き残り、地区準決勝と地区決勝を含め3シリーズ連続で敵地の最終第7戦を制した。MVPとなったウィリアムスは「簡単には負けない。それがこのチームの強さだ」と豪語。まさに奇跡を必然に変えたチームだった。

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2014年6月15日のニュース