吉田、伊調が新階級制す 12度目の優勝!

[ 2014年6月15日 19:54 ]

女子53キロ級決勝 入江ななみ(下)を破り優勝した吉田沙保里

 レスリングの世界選手権(9月・タシケント)代表選考会を兼ねた全日本選抜選手権最終日は15日、東京・代々木第二体育館で男女計10階級が行われ、今年から新設の女子53キロ級は吉田沙保里、同58キロ級は伊調馨(ともにALSOK)が制した。前身の全日本女子選手権を含め2人とも12度目の優勝で、同48キロ級で3連覇した登坂絵莉(至学館大)とともに代表入りが内定した。

 男子はフリースタイル74キロ級で高谷惣亮(ALSOK)が2連覇し、同57キロ級は高橋侑希(山梨学院大)が初優勝。グレコローマンスタイル66キロ級はロンドン五輪60キロ級3位の松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)が制した。

 今年から男女とも階級の体重区分が変更された。男子は9月開幕の仁川アジア大会代表選考会も兼ねる。

 ▼吉田沙保里の話 階級が軽くなった分、相手が速かった。3人とも初めて闘ったし、戸惑った。これから軽い選手と練習して、スピードの部分を見直したい。

 ▼伊調馨の話 調子は良かったけど、計量の前日に首に痛みが出た。相手に重さがない分、細かな動きが多いから疲れる。(新階級の)感覚をつかむために外国選手と試合をする機会を設けたい。

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