29度目賜杯へ ギア上がった白鵬、余裕の表情「体動いている」

[ 2014年5月23日 20:48 ]

<大相撲夏場所13日目>琴奨菊を突き落としで破る白鵬(奥)

大相撲夏場所13日目

(5月23日 東京・両国国技館)
 白鵬が29度目の優勝に向け、盤石の状態になってきた。琴奨菊を組み止め、左から豪快に突き落とした。「できれば前に出たかったけどね。いいタイミングだった。体は動いている」と余裕の表情だ。

 12日目の稀勢の里との1敗対決を制し、弾みがついた。「(前日の)いい感覚を持ってやるだけと考えていた」。ギアが上がったかと問われ「ありましたね」と認めた。

 2場所ぶりの賜杯奪還へ、残るは2横綱との対戦。第一人者は「(連日)いいところが出ている。しっかり集中していきたい」と、過剰な意識を示すことはなかった。

 ▼北の湖理事長(元横綱)の話 白鵬は昨日の一番(稀勢の里戦)に絞っていたから、気持ちも楽になっただろう。有利になってきた。稀勢の里は低さ、角度と素晴らしい立ち合いだった。13番勝てば、今後に生きてくる。鶴竜は横綱として2桁勝利は挙げなければいけない。

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2014年5月23日のニュース