鶴竜　黒星引きずらず「落ち着いて攻められた」安どの表情

鶴竜がはたき込みで豪風を下す

大相撲夏場５日目

（5月15日 東京・両国国技館）
　前日、ホープの遠藤に初金星を献上した新横綱鶴竜は黒星を引きずらなかった。狙った右前まわしは取れなかったものの、攻めを突き、押しに切り替えて最後ははたき込んだ。「何とか落ち着いて攻められた」と安どの表情を浮かべた。

　序盤戦は４勝１敗。新横綱としての硬さやプレッシャーについて聞かれ「そんなになかったと思います」と語った。

　▼北の湖理事長（元横綱）の話　鶴竜は常に手が出ていた。私も負けた次の日は嫌だったが（前日の黒星を）引きずっていない。後半いかについていくか。白鵬は５日間できょうが一番悪かった。だけど落とさないよ、なかなか。