鶴竜 まさかの初金星配給にガクッ「これを経験に…」

[ 2014年5月15日 05:30 ]

<夏場所4日目>遠藤に寄り倒された鶴竜

大相撲夏場所4日目

(5月14日 両国国技館)
 動揺を隠せなかった。鶴竜は座布団が舞う中、うつむきかげんに土俵を降りた。ホープ遠藤との注目の一番で、まさかの初金星を配給してしまった。

 「立ち合いが駄目。相手どうこうより自分の立ち合いが。遅れているし高いし。気合が足りなかった」。上体を起こされて、なすすべなく寄り倒された。引き揚げてくると、真っ先に自分のふがいなさを責めた。

 綱獲りが懸かった春場所前に、初めて遠藤の出稽古を受け入れたのが鶴竜。4日間で63勝3敗と圧倒し、春場所本番でも勝って格の違いを見せつけていた。それだけに「一番負けちゃいけない。特に平幕は」と悔しさをにじませた。北の湖理事長(元横綱)は「あしたが大事」と強調。新横綱は「これを経験にして強くならないと」と言葉を振り絞って国技館を後にした。

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