松山 2アンダー29位発進!8番パーで息吹き返した

[ 2014年5月10日 05:30 ]

第1R、3番でティーショットを放つ松山英樹

USPGAツアープレーヤーズ選手権第1日

(5月8日 米フロリダ州ポンテベドラビーチ TPCソーグラス(7215ヤード、パー72))
 初出場の松山英樹(22=LEXUS)は2アンダーの70で回り、首位と7打差の29位とまずまずのスタートを切った。補欠で出番を待った石川遼(22=CASIO)は、欠場者が出ずに出場を逃した。石川は次戦は15日開幕のHPバイロン・ネルソン選手権(米テキサス州)に出場する。マルティン・カイマー(29=ドイツ)が63をマークして首位に立った。

 ずるずる後退していく松山がパーセーブをきっかけに息を吹き返した。4つ落として迎えた8番パー3の第1打でグリーンを外したが、30ヤードの2打目を2・5メートルに寄せた。「気持ちが切れそうになった」という中、パーパットを決めて悪い流れを断ち切る。「パターが入ることが一番の薬かも」。9番で5メートルのバーディーパットを沈め、10番からは3メートル以上のパットを次々に沈めて4連続バーディー。さらに14、15番の連続バーディーで2アンダーに伸ばした。

 途中から盛り返して底力を示したが、18番では第2打を打った後に腰を折って顔をゆがめた。昨年11月には背中の痛みで大会を途中棄権した経験もあり、体調への不安をのぞかせた。左手痛がいえ、前週のウェルズ・ファーゴ選手権では約2カ月ぶりに4ラウンドを戦った。

 この日も70で回ったが、「まだまだ信用できるレベルではない」と本人は半信半疑。完全な状態に戻るにはもう少し時間がかかりそうだ。

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2014年5月10日のニュース