吉田沙保里 W杯出る「お父さんのためにも優勝」

[ 2014年3月13日 18:02 ]

<吉田沙保里父・栄勝さん通夜>悲しみに打ちひしがれる吉田沙保里

 11日にくも膜下出血で父・栄勝さん(享年61)を亡くしたレスリング女子五輪3連覇の吉田沙保里(31=ALSOK)が13日、津市の通夜会場で取材に応じた。

 焦燥しきった表情の吉田は涙を流しながら「お父さんのためにも絶対出て、優勝するように頑張りたい」と、15、16日に東京・小豆沢体育館で行われる国別対抗戦の女子ワールドカップ(W杯)への出場を明言した。

 「お父さんはレスリング一本で、何でもレスリングを優先してきた人。ナショナルチームのコーチになっていたので一緒に戦ってくれると思う。(W杯に)出て日本が優勝することでお父さんは喜ぶと思う」

 14日午後5時からのメディカルチェック、同5時45分から計量があるため、遅くとも午後2時までに移動を開始しなければならないが、吉田は「告別式が終わったら計量、メディカル(チェック)に間に合うよう、すぐに東京に移動してチームに合流します」と話した。

 栄勝さんの葬儀・告別式は14日午後0時30分から津市内で行われる予定。

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