遼 米ツアー初制覇見えた!首位と3差6位に浮上

[ 2014年1月27日 05:30 ]

6番でショットを放つ石川

USPGAツアー ファーマーズ・インシュランス・オープン第3日

(1月25日 米カリフォルニア州ラホヤ トーリーパインズGC南コース=7698ヤード、パー72)
 32位で出た石川遼(22=CASIO)は6バーディー、3ボギーの69と伸ばし、通算5アンダーの211で首位と3打差の6位に浮上した。松山英樹(21=LEXUS)は70で回り通算2アンダーの27位。前年覇者のタイガー・ウッズ(38=米国)は79と崩れて通算6オーバーの80位。70位以内に入れず最終ラウンドに進めなかった。ゲーリー・ウッドランド(29=米国)が70にまとめ、通算8アンダーで首位に立った。

 ボールを追いかける視線に自信が漂った。17番パー4。残り170ヤードからの第2打。8Iを振り抜いた石川の一打は高い弾道を描いてピンそば1メートルについた。冷静に沈めて6つ目のバーディーを奪うと、指笛とともに歓声が湧き起こった。69で首位とは3打差。米ツアー初勝利も狙える好位置につけ「ここまではうまくいっている。後はあした一日で、どこまで自分ができるか」と気を引き締めた。

 4番までに3つ落とし嫌な空気が立ちこめた。「今までだったら、スイングを悩みながら回っていた。きょうはとにかくアドレスだけ(に集中した)」。狙いに対し、真っすぐ構える。その一点に集中すると流れが変わった。5番はバンカーからの第2打を4メートルに寄せて1つ戻すと、6番は1・5メートル、9番でも4メートルのバーディーパットを決めた。流れに乗った後半は3つ伸ばし「(後半)ボギーがなかったのが良かった」と胸を張った。

 期待が高まる最終日。「特に後半。もし自分が優勝争いをしているのなら優勝を目指してやりたい」。勝負のバックナインで石川が男になる。

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2014年1月27日のニュース