男子・河原井、思い出の国立でV!女子V佐藤“本業”に弾み

[ 2014年1月27日 05:30 ]

ハーフの部男子優勝の河原井と女子優勝の佐藤

 第12回新宿シティハーフマラソン(スポーツニッポン新聞社後援)は東京・国立競技場を発着点に1万1629人がエントリーして行われた。メーンのハーフマラソン男子総合は河原井司(27=表参道とんとん)が1時間8分5秒で、同女子総合は佐藤千佳(28=湘南ベルマーレ)が1時間22分15秒で優勝した。またスペシャルゲストとして68年メキシコ五輪銀メダリストの君原健二氏、91年東京国際女子マラソン優勝の谷川真理さんが来場し、大会を盛り上げた。

 ハーフ男子総合は3000メートル障害で全日本大学選手権準優勝経験を持つ実力派ランナー・河原井が思い出の国立競技場で優勝を遂げた。立命大卒業後3年間は競技から離れたが、2年前に都内に引っ越したことをきっかけに復帰。昨年はグアム、ハワイ、マレーシアの海外大会でも10キロの部などで優勝を飾り、今大会も自身の目標を上回る好タイムに満足げだ。次戦は「初めて当選した(2月23日の)東京マラソン」で「さらに良いタイムを目指したい」と意気込んだ。

 <ハーフ女子総合・佐藤“本業”に弾み>トライアスロン競技者の佐藤が2位の桑原と11秒差で栄冠に輝いた。ラスト3キロ地点で追いつかれそうになりながらも「優勝したい」という強い気持ちで国立競技場に戻ってきた。湘南ベルマーレトライアスロンクラブに所属しており、今年最大の目標は10月に開催される日本選手権。今後はトライアスロンに集中する。今年最後のマラソン競技で結果を残し、本業に弾みをつけた。

 ▽男子総合 (1)河原井司1時間8分5秒(2)加藤将士1時間8分28秒(3)尾曲和輝1時間8分39秒(4)富張裕紀1時間8分49秒(5)早坂光司1時間8分50秒(6)中島拓実1時間9分44秒

 ▽女子総合 (1)佐藤千佳1時間22分15秒(2)桑原絵理1時間22分26秒(3)大谷瑠美1時間25分19秒(4)吉村有子1時間26分37秒(5)石橋早希江1時間27分13秒(6)斉田佳代子1時間31分13秒

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2014年1月27日のニュース