白鵬 武蔵丸抜いて感慨「こみ上げてくるものがある」

[ 2014年1月13日 20:36 ]

大相撲初場所2日目

(1月13日 両国国技館)
 白鵬は武蔵丸を抜いて史上単独5位となる幕内707勝目を挙げた。豊ノ島の右がはずに入って押されたが、左喉輪で起こして引き落とし。外国出身では最多記録で「こみ上げてくるものがある」と感慨に浸った。

 初日には節目の通算800勝に達した。序ノ口デビューから所要76場所での達成は大鵬を抜いて最速だが、ライバル不在の影響もある。無人の野を行く孤独とも闘いながら白星を重ねている。

 「今、何のために相撲を取っているか」と問われ「自分一人の体ではない。兄弟、親戚もいるし、協会の看板力士だから」と苦笑いする一幕もあった。「記録は目標や夢、モチベーションになる」と言うが、数字以上に燃えられる相手も欲しいところだろう。

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2014年1月13日のニュース