星城が2シーズン連続3冠達成 春高バレー男子

[ 2014年1月13日 05:30 ]

鹿児島商を下し2大会連続3度目の優勝を決め、ガッツポーズする星城・石川(1)と川口(12)

春高バレー最終日

(1月12日 東京体育館)
 バレーボールの全日本高校選手権最終日は12日、東京体育館で決勝が行われ、男子は星城(愛知)が2大会連続3度目の優勝を決めて昨年の全国高校総体、国体との3冠を達成した。石川や武智らの強打で主導権を握り、鹿児島商に3―0で快勝した。女子の九州文化学園(長崎)は昨年の高校総体を制した東九州龍谷(大分)に2セットを先取されながらも田中らの強打がさえて逆転勝ちし、6大会ぶり5度目の制覇となった。

 最後はエースの石川主将が強烈なバックアタックを決め、星城は常勝軍団らしく締めた。一昨年に主力が愛知県選抜として出場した国体を含めると2シーズン連続の3冠。石川は「全ての思いを背負って決めてやろうと思って打った。この仲間とプレーができて幸せ」と充実感を漂わせた。

 第1セットは冷静さを失わずに終盤で引き離し、その後も鹿児島商を圧倒した。セッター中根が「いいトスを上げればアタッカーが決めてくれるので、あまり考えず適当に上げた」と冗談めかしたほど層が厚い。スパイクでチーム最多の22得点だった石川を筆頭に武智は19点、山崎が10点を奪った。3年生は今後、中大に進む石川を含め大学で競技を続ける予定。ただ一人、プレミアリーグの豊田合成に入るリベロの川口は「日の丸を背負って、みんなと世界で戦えるようになりたい」と新たな目標を口にした。

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2014年1月13日のニュース