コルツ PO史上最大28点差逆転!“奇跡”再び

[ 2014年1月6日 05:30 ]

NFLプレーオフ AFC1回戦 コルツ45―44チーフス

(1月4日)
 NFLプレーオフが4日に開幕し、AFCではチーフスと対戦したコルツが第3Q序盤で10―38とされながら猛追。第4Qで終わった試合としてはプレーオフ史上最大となる28点差をはねのけて劇的な勝利を収めた。

 コルツの敗色濃厚と思われた第3Q中盤から流れが激変。31―41で迎えた第4Q4分22秒、RBブラウンがファンブルしたボールはセンターのサテレイの肩に当たってラックの手元に戻る。昨季ドラフト全体トップで指名されたエリートQBは、こん身のダイブでエンドゾーンに突入した。

 さらにその7分後、チーム新記録の224ヤードをレシーブで稼いだWRヒルトンに64ヤードのTDパスが通り逆転。前半のブーイングは大歓声に変わり、ラックは「ファンのエネルギーを感じたよ」と笑顔を見せた。

 昨季はパガーノ監督が急性白血病を克服し最終戦で戦列復帰。プレーオフ1回戦で敗れたものの、奇跡の復活が涙を誘った。それから1年。「28点差は重荷じゃなかった。試合を面白くしたね」と指揮官は、選手が起こした新たな奇跡の余韻を楽しんでいた。

 ≪延長ではビルズの32点差≫4Qで終わったプレーオフでの過去の最大逆転は、03年に49ersがジャイアンツ戦で記録した24点。延長を含めると93年にビルズがオイラーズ戦で記録した32点が過去の最大点差。

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2014年1月6日のニュース