上原２５位、美香２９位　藍は棄権／タイトルホルダーズ

最終ラウンド、３番でティーショットを放つ宮里美香。通算１アンダーの２９位だった

　米女子ゴルフツアー最終戦のタイトルホルダーズは２４日、フロリダ州ネープルズのティブロンＧＣ（パー７２）で最終ラウンドが行われ、７３とスコアを落とした上原彩子は通算３アンダーの２８５で２５位、７６と崩れた宮里美香は１アンダーの２９位だった。

　フォン・シャンシャン（中国）が通算１５アンダーで今季ツアー２勝目、通算３勝目。賞金７０万ドル（約７０７０万円）を獲得した。有村智恵は７オーバーで５３位。宮里藍は胃痛でスタート前に棄権し２００８年以来の優勝なしに終わった。

　年間最優秀選手の朴仁妃（韓国）が総額２４５万ドル余り（約２億４８００万円）で、２年連続の賞金女王に輝いた。日本勢は宮里藍が５２万７千ドル弱で２７位、宮里美が３６位、上原が５８位、有村が６１位で来季シードを確保した。上田桃子は８８位だった。最優秀新人にはモリヤ・ジュタヌガーン（タイ）が選ばれた。

　▼宮里美香の話　最終日に伸ばさないと意味がないと思っていた。後半はショットの修正ができたけど、ちょっと遅かった。最後は何とかバーディーも取れたけど、歯がゆい気持ち。いろんな意味で悔しさがたくさんある一年だった。

　▼上原彩子の話　最終日にオーバーパーで終わったのは本当に残念。粘りたかったが、４日間で一番ショットが安定していなかった。チャンスにつけたところではパットも決められなかった。オフにはまずパットの練習をしたい。

　▼有村智恵の話　ショットは良かったのに、パットがひどくてスコアをまとめられなかった。後半は風の読み間違いもあった。今週はそういうミスが毎日あって、来年に向けて技術的に変えなければいけないものがたくさん見えた。（共同）