河野独り旅で男子4連覇 女子V鈴木は変則3連覇

[ 2013年11月25日 05:30 ]

第33回江東シーサイドマラソン大会ハーフマラソン一般男子優勝の河野陽一(左)と同一般女子優勝の鈴木美沙都(右)

 第33回江東シーサイドマラソン大会(スポーツニッポン新聞社後援)は24日、東京都江東区の夢の島競技場を発着点に過去最多の4843人がエントリーして行われた。メーンのハーフマラソン一般男子は河野陽一(30=JP日本郵政グループ東京)が1時間12分2秒で4連覇、同一般女子は鈴木美沙都(30=江東区スポーツ会館)が1時間25分31秒で2年ぶりに優勝し、それぞれ最優秀選手賞としてスポニチ杯が贈られた。また特別招待アスリートとしてパラリンピアンの佐藤真海(31)が登場。スターターなどを務めて大会に花を添えた。

 今年も前回大会覇者の証であるゼッケン1番をつけた河野が、4連覇を果たした。5キロすぎから独り旅を続け、過去3大会の経験から後半に体力を温存。16キロ付近で勝利を確信し、2位に2分以上の差をつける余裕のレースだった。大会記録の5連覇を目指している河野は「ここで途切れちゃダメなのでホッとしています」と安どの表情。「来年は好タイムでゴールして優勝に花を添えられれば」とすでに次回の優勝シーンを思い描いていた。

 ≪鈴木 2位に3分差≫鈴木が11年の同部門、昨年の10キロの部に続き、変則ながら大会3連覇を達成した。スタートから一度も先頭を譲ることなく、2位に3分近く差をつける快勝。地元の江東区スポーツ会館勤務とあって知り合いも多く、「プレッシャーが多かったので肩の荷が下りた」と笑顔。現在はウルトラマラソンやトレイルレースをメーンに活動している。今後は「ウルトラマラソンで世界に行ってみたい」と江東区から世界へ羽ばたくプランを語った。

 【ハーフマラソン】▽一般男子 (1)河野陽一1時間12分2秒(2)塚本章夫1時間14分8秒(3)武田法応1時間14分13秒(4)榎田憲治1時間14分44秒(5)及川篤1時間14分46秒▽壮年男子 (1)大矢敏夫1時間19分42秒(2)三須秀明1時間21分36秒(3)吉原弘高1時間22分4秒(4)松崎治1時間22分12秒(5)石井正人1時間23分18秒▽一般女子 (1)鈴木美沙都1時間25分31秒(2)高原由美子1時間28分28秒(3)酒井真里1時間29分29秒(4)最首愛1時間32分9秒(5)鴈原淳子1時間32分32秒▽壮年女子 (1)庄内菜穂子1時間36分2秒(2)遠藤章子1時間38分17秒(3)滝口淳子1時間39分24秒(4)水谷峰子1時間40分5秒(5)福成美樹子1時間41分16秒
 【10キロ】▽一般男子 (1)瀬田康之34分18秒(2)後和直樹34分42秒(3)上甲隼35分4秒(4)亀田健一35分23秒(5)中野海斗36分16秒▽壮年男子 (1)黒田大39分42秒(2)谷田正人40分57秒(3)吉野敏明42分0秒(4)板橋剛42分5秒(5)関誠42分15秒▽一般女子 (1)山田史絵41分46秒(2)横塚佐知子43分13秒(3)鈴木亜希43分22秒(4)田尻典子45分13秒(5)守谷恭子45分27秒▽壮年女子 (1)佐藤春枝44分58秒(2)香取正子46分27秒(3)服部薫47分17秒(4)橋爪京子49分41秒(5)栗林由美子50分18秒

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2013年11月25日のニュース