吉田Ｖ１４凱旋！１２月の全日本選手権に新たな目標設定

関係者の出迎えに笑顔を見せる吉田沙保里

　最強女王の次のターゲットは国体の金メダル！？レスリング世界選手権で五輪と合わせて世界大会１４連覇を達成した吉田沙保里（３０＝ＡＬＳＯＫ）らが２２日、成田着の航空機で帰国。会見で「これからも自分の記録と闘いながら（１６年の）リオ、（２０年の）東京と挑戦していきたい」と意気込んだ吉田だが、実はまだ手にしていないタイトルがあった。

　現在、国体では女子レスリングは実施されておらず、世界選手権で日本選手団の団長を務めた谷岡郁子氏（５９）は「国体の種目になっていないのは疑問。吉田は国体の金メダルだけ持っていない」と話した。全国での普及レベルが低いことが原因とされており、同氏は「これまでも実施を訴えてきたし、これからも訴えていく」と力を込めた。

　ただ、吉田本人は国体について「若い人に頑張ってもらいます」と静観モード。「１２月に全日本選手権があるので、そこに向かって頑張っていきたい」と新たな目標を設定していた。