乾、足立組は5位で決勝へ 一体感欠き危機感あらわ

[ 2013年7月21日 19:45 ]

デュエット・テクニカルルーティン予選に出場した乾(左)、足立組

 水泳の世界選手権第2日は21日、バルセロナで行われ、シンクロナイズドスイミングのデュエット・テクニカルルーティン(TR)予選で、乾友紀子(井村シンクロク)足立夢実(東京シンクロク)組は90・400点の5位で決勝に進んだ。スベトラーナ・コレスニチェンコ、スベトラーナ・ロマシナ組(ロシア)が97・000点でトップ通過した。

 デュエットTR予選で日本の新ペアの乾、足立組は明らかに一体感を欠いた。「スーパーマリオブラザーズ」などのゲーム音楽を使ったコミカルな演技だったが、2人の動きは何度も大きくずれ、吉田ヘッドコーチは「ばらばら。このままでは帰れない」と危機感をあらわにした。

 小林千紗(昨秋に引退)と乾が組んで5位だった昨年のロンドン五輪ではTRで93点台を出していたが、この日は90・400点と審判員から厳しい評価を下された。低迷に拍車がかかり、足立は「思ったような点数が出なくて、悔しいし残念」とうつむいた。(共同)

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2013年7月21日のニュース