川内、士別ハーフで22位 世界陸上に不安「かなり崩れた」

[ 2013年7月21日 15:38 ]

士別ハーフマラソンで22位に終わり、水を浴びる川内優輝

 士別ハーフマラソンは21日、北海道士別市で行われ、男子は世界選手権(8月・モスクワ)マラソン代表の川内優輝(埼玉県庁)が1時間6分45秒で22位に終わった。今井正人(トヨタ自動車九州)が大会タイ記録の1時間3分24秒で優勝した。女子は伊藤舞(大塚製薬)が1時間12分27秒で制した。

 気温が29度まで上昇し、「脚が少し重かった」という川内は7キロすぎで先頭集団から脱落した。中間点は約15秒遅れで通過したが、後半に大きく失速した。練習仲間の市民ランナーにも抜かれ「大崩れしないのがテーマだったのに、かなり崩れてしまった。暑さを克服しないと」と表情を曇らせた。

 6月の隠岐の島ウルトラマラソン(50キロ)でも脱水症状を起こすなど暑さは苦手とする。モスクワの8月の平均最高気温は22度ほどで「他の夏の大会よりいい。涼しい場所でよかった」というが、8月17日のレース本番まで1カ月を切り、不安が残る結果となった。

 今後は練習と並行し、はり治療などで疲れをとる予定。28日の釧路湿原マラソン(30キロ)で最後の実戦調整を行う。

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