吉田に国民栄誉賞授与 13ミリの真珠に「言葉が出ない」

[ 2012年11月7日 19:26 ]

国民栄誉賞を授与され、野田首相(右)から記念の盾を受け取るレスリング女子の吉田沙保里選手

 野田佳彦首相は7日、レスリング女子世界選手権で10連覇し、五輪と合わせて13大会連続世界一を達成した吉田沙保里選手(30)に対し、国民栄誉賞を官邸で授与した。

 表彰式で首相は「前人未到の偉業を成し遂げられた。女性スポーツのフロンティアを開拓し、国民に深い感動と明るい希望を与えてくれた」と称賛。引き続き開かれた懇談では「吉田さんから私も元気をもらいました」などと話し掛けた。

 吉田選手は、父親の栄勝さんらとともに出席。自らの希望で金色の真珠の付いたネックレスが記念品として贈られ「13連覇にちなんで直径13ミリの真珠で、言葉が出ないくらいうれしい」と記者団に笑顔で話した。

 国民栄誉賞は、2011年サッカー女子ワールドカップ(W杯)で初優勝した「なでしこジャパン」以来で20例目となった。

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