スパーズ劇勝　パーカーのブザービーターで決めた

　開幕３日目を迎えたＮＢＡは１日、テキサス州サンアントニオで１試合を行い、地元のスパーズがトニー・パーカー（３０）の劇的なブザービーターでサンダーに８６―８４で勝利。昨季のプレーオフ西地区決勝で敗れた宿敵を土壇場で振り切った。サ軍は第４Ｑ残り１分２５秒に８４―８１とリードしながら詰めを欠いて惜敗。４季連続の得点王を狙うケビン・デュラント（２４）は２３得点１５リバウンド、ジェームズ・ハーデン（２３）とのトレードでロケッツから移籍してきたケビン・マーティン（２９）は１５得点を挙げたが、あと一歩及ばなかった。

　スパーズのパーカーはこの日１４得点ながら、第４Ｑ残り２８秒に同点の３点シュートを成功。そして残り５秒からのプレーでは２メートル８のイバカのブロックをかわしてブザービーターとなるジャンプ・シュートを決めた。「彼（イバカ）をかわすために素早く（シュートを）打ったんだ」と３０歳となったベテランは同僚ダンカンに抱きしめられて照れ笑い。昨季の地区決勝では連勝しながら４連敗でサンダーに敗れたが、リーグ屈指のポイントガードが最後に貴重な一発を沈めてその借りを返した。