真央逆転Ｖも笑顔少な「優勝するような出来では…」

優勝した浅田真央のフリーの演技

ＧＰシリーズ中国杯第２日

（11月3日 上海）
　女子フリーで浅田は３年ぶりの新曲となる「白鳥の湖」を披露し、フリーでは全体１位となる１１８・８７点をマークした。ジャンプの一部で着氷の乱れや回転不足があったものの、大きなミスはなく乗り切ると、軽快なリズムに合わせステップ。観客の手拍子に乗せられるように笑顔を振りまいた。

　ＳＰ１位のユリア・リプニツカヤ（ロシア）の点数を見て、自身の優勝を確認したときは安どの笑みをこぼしたものの、「きょうの自分の出来は優勝するような出来ではなかったので、反省はたくさんあると思います」と渋い表情。「ファイナルまで一歩でも近づけたらなと思うので、気を抜かずにもっとレベルアップしないといけないなと思いました」と先を見据えた。