松村、復活の68!夫人のゲキに発奮し3差5位

[ 2012年8月25日 06:00 ]

笑顔でラウンドする松村

男子ゴルフツアー VanaH杯KBCオーガスタ第2日

(8月24日 福岡県糸島市 芥屋ゴルフ倶楽部=7146ヤード、パー72)
 新婚の松村道央(29=吉野電化工業)がノーボギーの68で回り、通算10アンダーの5位につけた。今季は予選落ち9回と大スランプで、これが3度目の予選通過。昨年12月に結婚した香織夫人(35)の激励も発奮材料に、2年ぶりのツアー3勝目に向けてようやく目を覚ました。石川遼(20=パナソニック)は68とスコアを伸ばしたが、通算2アンダーの74位で今季国内2度目の予選落ち。カート・バーンズ(31=オーストラリア)が通算13アンダーで首位に立った。
【第2R成績】

 今週は洗濯物を干さなくてもよさそうだ。今季12戦で3度目の予選通過。「焦りはなかったけど、周りが心配してくれてたので」と松村は胸をなで下ろした。この日は前日サスペンデッドとなった16番グリーンから再開。2回のチップインバーディーなどで、首位と3打差の好位置につけた。

 一昨年にツアー2勝を挙げ、賞金ランク5位と躍進した。ところが、今季はケガもないのに大不振に陥った。試合がなく自宅で過ごす週末は、香織夫人に気を使い「手伝おうか?」と洗濯物を干す日々。先週の関西オープンでも予選落ちすると、普段はゴルフに口出ししない香織夫人から「ちょっと頑張りなさい」とカツを入れられた。1Wのシャフトは67グラムから以前使っていた80グラム台のものに戻し「しっかりと振り切れるようになった」ことも功を奏している。

 オフに一緒に合宿した谷口徹や上田桃子とは「一番勝てなかった人が六本木のグランドハイアットで寿司をおごる」と約束してある。すでに谷口は日本プロで勝っているが、まだ1勝。松村にも挽回のチャンスは残っている。

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2012年8月25日のニュース