テニス男子シングルス五輪代表に錦織、添田、伊藤

　テニスのロンドン五輪シングルス出場権が決まる１１日付世界ランキングが発表され、日本勢は男子で１８位の錦織圭（日清食品）５４位の添田豪（空旅ドットコム）６８位の伊藤竜馬（北日本物産）が出場権を獲得し、五輪代表に決まった。

　女子で７４位のクルム伊達公子（エステティックＴＢＣ）と８４位の森田あゆみ（キヤノン）は五輪出場権が与えられる１カ国・地域最大４人の上位５６人に入れなかった。日本テニス協会は国際テニス連盟の五輪推薦枠に五輪会場のウィンブルドン選手権で過去に４強入りの実績を持つクルム伊達を申請する方針で、出場の可否は２８日に決まる見通し。

　◆錦織　圭（にしこり・けい）昨年のスイス室内で日本男子としては６８年のオープン化（プロ解禁）以降で初めて世界ランク１位選手を破った。１月の全豪オープンでは４大大会初の８強。３月の世界ランクで日本男子最高の１６位。青森山田高出、日清食品。１メートル７８、７４キロ。２２歳。島根県出身。

　◆添田　豪（そえだ・ごう）０３年にプロ転向。０８、０９年全日本選手権で２連覇した。１月のチェンナイ・オープンでツアー４強入り。４大大会は今年の全仏オープン男子ダブルスで全種目通じて初勝利。神奈川・藤沢翔陵高出、空旅ドットコム。１メートル８０、７３キロ。２７歳。神奈川県出身。

　◆伊藤　竜馬（いとう・たつま）０６年にプロ転向、０９年から国別対抗戦デ杯代表。１０年広州アジア大会で銅メダル。４大大会では１月の全豪オープンで初勝利を挙げ、２回戦に進んだ。大阪・長尾谷高出、北日本物産。１メートル８０、６７キロ。２４歳。三重県出身。