気仙沼に元気を…35歳・菅原 ロンドンへ涙の誓い

[ 2012年6月13日 17:58 ]

ロンドン五輪のフェンシング女子フルーレ代表が発表され、ポーズをとる(左から)平田京美、西岡詩穂、アンドレア・マグロコーチ、菅原智恵子、池端花奈恵

 日本フェンシング協会は13日、ロンドン五輪の女子フルーレ代表として35歳の菅原智恵子(宮城ク)ら4人を発表した。宮城県気仙沼市出身で北京五輪7位の菅原は「ベテランらしい戦いでメダルを狙っていく。地元で応援してくれる人に少しでも元気を与えたい」と感極まって涙ぐみながら強い意気込みを語った。

 29歳の池端花奈恵(京都・乙訓高教)と23歳の西岡詩穂(ネクサス)を加えた3人が個人と団体に出場し、29歳の平田京美(岐阜トヨタ自動車)は団体要員で代表入りした。菅原は3大会連続、池端、西岡、平田はいずれも初代表。

 池端は「日本の武器はチームワーク。メダルを目指したい」と決意を示し、西岡は「初めての五輪で緊張するけど、最後まで諦めずに頑張りたい」と笑顔で話した。

 日本は3月末の世界ランキングで団体の五輪出場枠を獲得し、個人でも3枠を確保した。

 ▼菅原智恵子の話 3度目の五輪は何かわくわくする気持ちで臨める。五輪直前まで体力の向上に努め、技の精度を上げていきたい。

 ▼池端花奈恵の話 五輪は団体への思いが強い。世界のレベルにも通用すると思う。コーチと完成度を高めていきたい。

 ▼西岡詩穂の話 団体ではチームで力を合わせて頑張りたい。練習からミスを減らし、五輪まで完成度を高めていきたい。

 ▼平田京美の話 持ち味はアタック。苦手なディフェンスを強化して団体でメダルの夢をかなえたい。自分の仕事をする。

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2012年6月13日のニュース