オール一本で4連覇!穴井 五輪金へ「通過点をしっかり通過した」

[ 2012年5月13日 17:58 ]

男子100キロ級決勝で、浅沼拓海(奥)に一本勝ちした穴井隆将

柔道全日本選抜体重別選手権最終日

(5月13日 福岡国際センター)
 男子100キロ級の穴井は決勝で鮮やかな内股を決め、オール一本勝ちで4連覇。初の五輪出場を決め、「五輪で金メダルを取るために稽古してきた。その通過点をしっかり通過した。百点ではない」と落ち着いた口調で話した。

 昨年6月に左手小指を脱臼し、2連覇を狙った8月の世界選手権ではまさかの3回戦敗退。12月のグランドスラム東京大会と、1月のマスターズ大会はいずれも準決勝敗退。エースと呼ばれながらも、勝てない日々が続いた。

 だが「何をするにおいても金メダルを取るというのを、頭に置いてやった」と意識を高くして時を過ごした。最終選考の今大会に集中するため、4月の全日本選手権を辞退。自らに重圧をかける形となったが、その決断が間違いではなかったことを結果で示した。

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2012年5月13日のニュース