原江里菜“日本の意地”69で7位→3位浮上!

[ 2012年5月13日 06:00 ]

18番、バーディーパットを決めた原江里菜

女子ゴルフツアー フンドーキン・レディース第2日

(5月12日 福岡カンツリー倶楽部和白コース=6384ヤード、パー72)
 原江里菜(23=フリー)が2打差の3位と好位置につけた。親交のあるプロ野球、日本ハム・稲葉篤紀(39)の2000本安打達成に刺激を受け、4バーディー、1ボギーの69で回り、通算3アンダーとして前日の7位から浮上。08年NEC軽井沢以来のツアー2勝目を狙う。首位には通算5アンダーで朴仁妃(23=韓国)とフォン・シャンシャン(24=中国)が並んだ。
【第2R成績】

 上位を中国・韓国勢が占める中、原が意地を見せた。4バーディー(1ボギー)を稼ぎ、初日の7位から優勝圏内に浮上。「フェードからドローにスイングを戻して、球がつかまるようになった」と手応え十分だ。

 08年8月のNEC軽井沢では通算21アンダーで初優勝した。しかし、翌09年5月から不調に陥り、ここ2年はシード落ち。昨年7月からスイング矯正に取り組み、「一度バラバラにしてまたつくり上げた」と本来のドロー系の球筋に戻した。今季はQT(ツアー出場予選会)ランキング1位の資格でツアー出場。7試合でベスト10入りが3度と調子は上向いている。

 69で回ったサイバーエージェント初日、不振に悩んだときに日本ハム・稲葉から励まされたという“秘話”が紹介されると、稲葉本人から「僕の話を役立ててくれてうれしい」と知人を介して連絡があったという。その後の2000安打達成に刺激を受け、今大会では4年ぶりのツアー2勝目を視界に捉えている。「調子はいいのでチャンスはあると思う。目指すスイングに集中して回りたい」。逆転優勝へ向け、3年ぶりに最終組で回る最終日に全てをかける。

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2012年5月13日のニュース