ニックス今シリーズ初勝利　デービス負傷でリン復帰も

　ＮＢＡ東地区７位のニックスは、４１得点を挙げたカーメロ・アンソニー（２７）の活躍で２位ヒートを８９―８７で下して今シリーズ４戦目にして初勝利。リーグ・ワーストのプレーオフ連敗記録を１３で阻止し、スイープ（４連勝）による敗退を免れた。しかしガードのバロン・デービス（３２）が第３Ｑに右膝を負傷して退場。９日の第５戦では膝の手術を受けてチームを離脱していたジェレミー・リン（２３）の緊急参戦も噂されている。

　ニックスは同点で迎えた残り５５秒にアンソニーが正面から値千金の３点シュートを成功。プレーオフでは０１年４月以来となる白星にアンソニーは「冷静さを失わなかったことが大きい」。第２戦の試合終了後に自らの不注意で左手に裂傷を負い、第３戦を欠場したスタウドマイアも２０得点をマーク。デービスが負傷するというアクシデントに見舞われたが、主力２人だけでチーム合計得点の６９％を稼いで、ファンを歓喜させた。

　≪ＰＧビビー１人だけ≫ニックスのポイントガードはすでに主力３人が故障で離脱。プレーオフに出ている選手は３３歳のビビー１人になった。