東京ではワースト記録 夏場所の残券数6000枚超

[ 2012年5月8日 21:11 ]

 日本相撲協会は大相撲夏場所3日目の8日、同2日目(7日)の入場券の売れ残りが6080枚と発表した。ことし1月の初場所3日目の5793枚を上回り、現在の両国国技館(定員約1万1千人)へ移った1985年1月の初場所以降、年3回の東京場所ではワースト記録となった。

 相撲協会は2010年5月の理事会で、今場所初日を例年より1週早めて6日にすることを決めた。八角広報部長(元横綱北勝海)は不入りの主な原因に、国技館の程近くに建った東京スカイツリーの開業が東日本大震災の影響で遅れ、客を取り込めなかったという外的要素を挙げた。

 その上で「相撲内容が大事で、横綱に上がれそうな大関がいないということだと思う。今がどん底なので、悪い点を直してお客さんに来てもらいやすくしなければならない」と角界の努力の必要性を訴えた。

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2012年5月8日のニュース