湯元健 2大会連続代表 初の双子で五輪出場

[ 2012年4月7日 17:34 ]

男子フリー60キロ級 前田翔吾(左)を破り、ロンドン五輪代表を決めた湯元健一(右)

 レスリングのロンドン五輪男子フリースタイル60キロ級代表最終選考会は7日、東京・駒沢体育館で行われ、2008年北京五輪銅メダリストの27歳、湯元健一(ALSOK)が2大会連続の五輪代表に決まった。フリー55キロ級で双子の弟、進一(自衛隊)が代表に決定しており、日本協会によると、日本のレスリングで初となる双子での五輪同時出場となった。

 昨年の世界選手権3位で五輪出場枠を獲得した湯元健は、勝ち上がってきた昨年の全日本選手権覇者の前田翔吾(至学館大職)を最後に退けた。

 4人による最終選考会は、全日本選手権で敗れた湯元健が五輪代表選考基準を満たせなかったために実施された。同選手権3位の高塚紀行(自衛隊)が初戦で同2位の石田智嗣(早大ク)に勝ち、高塚を下した前田が湯元健を最初の試合で破った。2人が選考ポイントで並んだため再試合を行い、湯元健が勝った。

 ▼湯元健一の話 本当に良かった。進一が先に代表になって、自分が置いていかれるのが怖かった。1回負けてすっきりした。双子で出られるのは幸せなこと。

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2012年4月7日のニュース