波乱要素少ない女子マラソン 12日代表発表

[ 2012年3月12日 06:00 ]

 五輪での活躍が期待できることを基準に選出されるマラソン代表の男女各3人は、12日に都内で発表されるが女子は波乱の要素は少ない。

 1月の大阪国際を2時間23分23秒で圧勝した重友は代表入りが確実。昨年11月の横浜国際を制した木崎は2時間26分32秒とタイムが国内選考会で最も遅かったが、ペースメーカーの失敗、高い気温と悪条件が重なっている。選考会で優勝したという事実は大きく、横浜国際で2位だった尾崎が名古屋で日本人最上位に入ったことで、逆に木崎の代表入りの可能性が高まった。

 最後の1枠は尾崎が有力だ。世界選手権も含め3度の選考会出場はマイナス材料だが、日本陸連の河野強化副委員長は「日本人には負けないという気持ちは伝わってきた」と話した。赤羽は世界選手権で日本人最上位の5位だが、名古屋で日本人6番手という惨敗で厳しい状況に立たされた。「中身を精査して納得がいく選考をしたい」と同副委員長。強化委員会のスタッフらが五輪代表のリストを作成し、理事会で決定。代表発表は15時30分の予定だ。

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2012年3月12日のニュース